“梅一輪一輪ほどの暖かさ”と詠んだのは、江戸時代前期の俳諧人で、松尾芭蕉の高弟、服部嵐雪だそうです。早いものは、満開のものも見かけますが、梅の開花は、まだまだ本格的ではないようですね。私が知っている美術館に隣接している彫刻家の自宅が公開されていますが、そこの庭園の梅は見事です。
400坪ほどの広さの庭園にいろんな品種の梅が約50本、植えられています。なかでも客室として使われていた和室に面した老梅は、白梅と紅梅が堂々とした風格です。その和室には、彩色された彫刻のお雛様がガラスケースに入れて展示されており、そのガラスに老梅が反映し、とってもきれいです。
梅なら、都内に名所がたくさんありますから、皆様それぞれにお楽しみと思いますが、彫刻作品や建物とうまく調和している風情は素敵です。センターにお立ち寄りの節に花の話題を交換しませんか。(Q)