何年前だっただろうか、市民農業大学に市報をみて参加した時のこと。初めての体験でいろいろ勉強になったが、一番印象深かったのは、とうもろこしの種まきだった。一つの穴に三個の種をまき10センチくらいになったら、一番丈夫そうなものを残し、あとの2本は葉を残すようにカッターで切る。そうすると、残った1本のとうもろこしの根っこに2本分の根っこがからまり、しっかりと根が張るのだ。それで、地上のとうもろこしがしっかり立つと教えてくれた。「目に見えるものだけが大切ではなく、根っこが大事であること。そして、根っこが丈夫なら多少葉がだめになったり、切り戻しをしたりしてもまた元気な葉が生えてくる」 そんな話をききながら、野菜育ては(子育て半ばの私にとってその時は)子育てと一緒だなと思った。 そして今、市民活動センターに携わるようになって、その「根っこの大切さ」は、市民活動にも通ずることに気づいた。それぞれの団体は、各々のミッションを持って日々の活動をしていると思うが、メンバーと賛同者がいるということが「根っこ」になり、その仲間たちが増えればその活動にいつか大きな花が咲くだろう。(K)