NHKで、エックス山でのツミの巣づくりの様子が放映されたのは、何年前のことだっただろうか?
近所に野鳥に詳しい方もいたので、いろいろ教えてもらって毎朝エックス山にツミの様子を見に行っていた。
巣づくりに始まりたまごを温めヒナがかえってからは、餌運びの様子、毎日みても飽きなかった。
ツミは猛禽類なので、ハトより小さいけどスズメやシジュウカラなどを食べる。
1羽が餌をつかまえてきては、巣のある木とは違う木で、獲物のはねをむしり空中でもう1羽に渡すのだ。
その場面は、2羽のツミが大きくはねを広げてエックス山の中を飛ぶので、結構迫力があった。
そろそろヒナ鳥が巣の中で動いているのが、下からでも見えるようになったある朝、私の立っている位置の数メートル先にヒナがおりてきて羽を広げてみせた。うぶ毛が朝日に光って眩しく感動した。
まるで私にあいさつに来たかと思えたくらいだった。
数年前から、3月下旬から4月初めに何回かツミの鳴き声はするが、巣は作らなくなった。
今年は、「また きたよ」と言いにきたように一鳴きして、南の空に飛んで行った。
餌になるスズメやシジュウカラが少なくなったせいか、エックス山の周りが賑やかになったせいか
ツミの巣づくりはみられなくなった。
ツミは、府中境の警察病院の方に行ったという噂は聞いたことがあるけれど、なんともさみしさを感じる。(K)